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苗田天神遺跡

苗田天神遺跡は、琴平町北部の象郷地区苗田(のうだ)にあります。付近は水田が広がる中に家屋が点在する景観で、周辺には土地を四角に区画した地割(方格地割)が見られます。近隣には江戸時代から続く光賢寺、西福寺などの寺院や菅原天神社、石井八幡宮などが立地しています。

琴平町が町内の小学校・こども園を統合した新しい学校を設置する前に遺跡調査を行ったところ、弥生時代中期の土器、古墳時代の須恵器、複数の竪穴住居跡、用水路跡、中世頃の柱穴などが発見され、苗田には少なくとも弥生時代中期(約2000年前)頃から人々が生活を営んでいたことがわかりました。

さらにこの度の調査を通じて、苗田では鎌倉時代頃には地鎮祭が行われ、掘建柱の屋敷が建てられ、江戸期まで連綿と人々の生活が営まれてきたことも判りました。苗田天神遺跡の西側では古墳時代、東側で鎌倉時代の遺構が発見されており、時代により異なる場所で生活していたことも判明しました。

【古墳時代の集落跡】

遺跡の西側で角が丸くなった四角形の遺構が見つかりました。1辺4メートル程度の遺構で、北側に地面の焼けた跡が見つかったことから、カマド付きの竪穴住居跡と推定されます。7世紀前半のものと思われる須恵器や土師質のイイダコ壺の破片が出土しました。

【鎌倉時代の住居跡】

遺跡の東端では、等間隔に並ぶ8つの穴が見つかりました。これは昔の家の跡で、掘立柱建物の跡と考えられます。柱の穴から発掘された土器から鎌倉時代の住居跡と推定されます。

【鎌倉時代の地鎮祭】

遺跡の北東隅の穴から多くの土器が出土しました。お椀や鍋の破片、小皿が2枚見つかりました。ここでは800年前に土地の神様に感謝をささげる地鎮祭のようなことが行われていたのでしょうか?

当遺跡の場所には今後新しい小学校・こども園が設置されるため、発掘調査が終わった後は、埋め戻され上部に新しい学校が建設されます。今後の遺跡の発掘結果の展示等については未定ですが、ことひらにおいても弥生時代から人々が暮らしていたというお話はロマンを感じさせますね。

このあたりは象頭山の景色も見事な地域ですので、ちょっと足を延ばしてみてはいかがでしょうか。

*こちらの写真は2025年9月頃に撮影されたものです。残念ながら現在は埋め戻されて発掘現場を見ることはできません。

基本情報

名称
苗田天神遺跡
所在地
仲多度郡琴平町苗田809−3(JR琴平駅から1.4km、徒歩約19分)
営業時間
定休日
電話
0877-75-6715・6716
駐車場

よくあるご質問

Q

町内の移動手段は何がありますか?

A

主にはタクシーとレンタサイクルがあります。JR琴平駅、ことでん琴平駅、町営西駐車場から金刀比羅宮表参道までは徒歩で10分程度ですが、金刀比羅宮への石段は参道から785段ありますので無理をせずゆっくり登りましょう。

Q

町内に駐車場はありますか?

A

JR琴平駅の南側には町営西駐車場があり、その他町内各地に民間の有料駐車場があります。

Q

金刀比羅宮には車で登れますか?

A

徒歩でのご参拝が難しい方を対象として、金刀比羅宮のWEBを利用して、6日前から60日先までの予約が可能です。

金刀比羅宮車輌乗入予約サイト