
琴平町のセンダン(栴檀)の木は樹齢約300年、樹高18メートル、幹回り7メートルで、国の天然記念物に指定されています。平成元年には、踏圧防止、通気透水性確保の保全事業が実施されました。
センダン(栴檀、学名: Melia azedarach)は、センダン科センダン属の落葉高木。暖地に多く生え、初夏には紫色の花を咲かせます。薬用植物の一つとしても知られ、黄色い果実はしもやけ、樹皮は虫下し、葉は虫除けになります。
保護により、樹高、幹周とも天然記念物指定当時より一段と生長し旺盛で、徳島の「野神の大センダン」の衰弱が著しいなか、本樹は全国的にも大変貴重な樹木です。
センダンは古来より「あふち(楝)」と呼ばれて親しまれてきた木で、『万葉集』で恋に関する歌として多く詠まれているほか、清少納言は『枕草子』で「楝(あふち)の花いとをかし」と称え、吉田兼好の『徒然草」にも登場しています。
センダンは『万葉集』で詠われたように、愛する人との出会いがこの木の下でなされたロマンチックな木です。美しい樹形を保つこの老大樹のもとで、これからも美しい出会いを続けていきたいものです。
【万葉集に詠まれた楝(あふち)】
<第五巻 0798>妹が見し楝の花は散りぬべし我が泣く涙いまだ干なくに(山上憶良)
<第十巻 1973>我妹子に楝の花は散り過ぎず今咲けるごとありこせぬかも(詠み人知らず)
<第十七巻 3910>玉に貫く楝を家に植ゑたらば山霍公鳥離れず来むかも(大伴書持)
<第十七巻 3913> 霍公鳥楝の枝に行きて居ば花は散らむな玉と見るまで(大伴家持)
【枕草子 第37段「木の花は」】
木のさまにくげなれど、楝の花いとをかし。かれがれにさまことに咲きて、かならず五月五日にあふもをかし。
【枕草子 第39段「節は五月にしく月はなし」】
むらさきの紙に楝の花。あをき紙に菖蒲の葉、ほそくまきてゆひ、また、しろき紙を、根してひきゆひたるもをかし。
【徒然草 第四十一段】
五月五日、賀茂の競べ馬を見侍りしに、車の前に雑人立ち隔てて見えざりしかば、おのおの下りて、埒のきはに寄りたれど、殊に人多く立ち込みて、分け入りぬべきやうもなし。かかる折に、向ひなる楝の木に、法師の、登りて、木の股についゐて、物見るあり。取りつきながら、いたう睡りて、落ちぬべき時に目を醒ます事、度々なり。
よくあるご質問
町内の移動手段は何がありますか?
主にはタクシーとレンタサイクルがあります。JR琴平駅、ことでん琴平駅、町営西駐車場から金刀比羅宮表参道までは徒歩で10分程度ですが、金刀比羅宮への石段は参道から785段ありますので無理をせずゆっくり登りましょう。
町内に駐車場はありますか?
JR琴平駅の南側には町営西駐車場があり、その他町内各地に民間の有料駐車場があります。
金刀比羅宮には車で登れますか?
徒歩でのご参拝が難しい方を対象として、金刀比羅宮のWEBを利用して、6日前から60日先までの予約が可能です。