皆さん、如意山(にょいさん)という山をご存じでしょうか?琴平と言えば、こんぴらさん、そして象の頭部の形をした象頭山が有名ですが、琴平にはいくつか小さな山があります。
琴平と隣接する善通寺市との境、町の北側にあるのが如意山です。如意というと西遊記に出てくる如意棒を思い出しますが、猿も住んでおらずなぜ如意山という名がついているのかは不明です。ただし、山のふもとには、高松市一宮の田村神社、三豊市高瀬の大水上神社(讃岐国二宮)なども含まれる讃岐延喜式内二十四社の一つの櫛梨神社が立地する由緒のある山です。
15世紀には築城した武将名から元吉城が設けられたほか、第12代天皇の景行天皇(BC13年~AD130年:130歳で没)の皇子の神櫛王(かんぐしおう)が、地域の人々に悪さをする悪魚を退治した際に船を結び付けた岩と言われる「船磐(ふないわ)」が残るなど、古代歴史のロマンに満ちた山です。
標高は153メートルとさほど高くなくで登山道もちゃんと整備されている比較的容易に登山ができる山ですが、目の前には象郷下櫛梨の田畑が広がり、琴平から讃岐山脈、象頭山そして反対側は、善通寺・丸亀市を隔てて瀬戸内海まで望むことが可能です。登山も30分程度でできるので、琴平に泊って街歩きを楽しみながら登り、北側から琴平の町やこんぴらさんを眺めてみるのも楽しい経験です。
町の中心部からは5kmほど離れているので、観光協会や宿泊先のホテルで自転車を借りて、象郷の田園風景や、櫛梨神社の近くにある眼鏡灯籠などを訪ねつつ、訪問してみても楽しいかもしれません。
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